1) 眼振頭位キャプチャーソフト(CapNYS)/for Windows

CapNYS(64bit)/Version6.8:2024/3/21(38MB) M5StickCPlus,M5StackAtom,iCapNYS対応.ダウンロード

English version download site

ソフトの概要

赤外線眼振カメラの映像に、頭位情報を頭位アニメーションとして合成するソフトです。 医療機器メーカの赤外線眼振カメラ装置をデジ造などでパソコンと繋げば、このソフトを使って眼振映像と頭位を同時に記録できます。
頭位はキーボード、マウスなどで入力出来ます。モーションセンサー装置を自作すれば、自動で入力出来ます。iPhoneにGyrOSCアプリをインストールすれば、iPhoneのモーションセンサーも使えます。 モーションセンサー内蔵のM5StickCPlus,M5StackAtomに対応しBluetooth経由で頭位自動入力を可能としました。
ユニメック社のWIFiフレンツェルにも対応しています。M5StickC-Plus(もしくはM5StickC)を使うとWiFiフレンツェルの映像に頭位情報を自動で取り込めます。

「 vcruntime140_1.dll が無い」と言われて、CapNYS2が起動できないときは、
マイクロソフトのサイトから「Redistributable packages for Visual Studio 2015, 2017, 2019, and 2022.」をダウンロード、インストールして下さい。

頭位入力方法その1:マウス、テンキー、テンキーボード


上はマニュアルモード検査時の画面です。マウス、タッチスクリーンでは画面の9個のいずれかの枠をクリック、タッチすることで上右の頭位を入力できます。座位モード、仰臥位モードいずれかのマークを頭位アニメーションの左上隅に表示できます。
テンキー、テンキーボードでも9通りの頭位を入力出来ます。テンキーが無いときは、キーボードの789uiojklキーで入力できます。


お面を被った本人がテンキーを押しています。左上隅に頭位アニメーション(座位モード)が写しこまれています。

頭位入力方法その2:モーションセンサー装置

センサー装置(作り方ページ)を赤外線カメラに取り付ければ自動的に頭位データを取り込めます。


MPU6050 というモーションセンサーと arduino pro micro というマイコンを電線でつないで、このマイコンにプログラムを書き込みます。arduino_pro_microとMPU-6050の両方合わせて1000円程度で買えます。

頭位入力方法その3:iPhoneのモーションセンサー

iPhoneにiCapNYS(下記)をインストールすれば、内蔵のモーションセンサーがつかえます。

頭位入力方法その4:M5StickCPlus, M5StackAtomのモーションセンサー

モーションセンサーを内蔵し、ブルートース機能を持つM5StickCPlusに対応しました。ブルートースで頭位入力可能としました。

M5StickCPlusにAxisOrangeをインストールすれば、Bluetooth経由で頭位が入力できます。
WindowsPC(もしくはMac)にVSCode(Visual Studio Code)インストールして、拡張機能からPlatformIO IDEをインストールすると、AxisOrangeをM5に書き込めます。



上の動画はunimecのWifiフレンチェルにM5StickC-Plusを貼り付けて、CapNYSで記録した映像です。 Wifiフレンツェルを3Dプリンターで作ったゴーグルにのせて撮影しています。

Wifiフレンツェル用ゴーグル3Dデータ:ダウンロード

2) 眼振頭位キャプチャーアプリ(iCapNYS)/ for iPhone

iCapNYS/ Version4.1:2023年12月25日

Windows版のCapNYS2.exeをiPhoneに移植したものです。iPhoneのモーションセンサー値から頭の動きのアニメーションを作り、眼球運動動画に合成します。iCapNYSアルバムを作って、その中に録画保存します。動画はトップページに一覧表示され、項目をタップすると再生します。項目を左にスワイプすると削除出来ます。動画の管理はiPhoneの写真アプリでも行えます。
フロントカメラとバックカメラの両方を利用することが出来ます。
フロントカメラを利用するときは、慣れれば手で固定するだけでも綺麗な映像がとれますが、下図の様にダンボールを折り曲げただけの簡単な装具を使って固定すると、綺麗な映像が撮れます。


バックカメラを使う時は、ダイソーで買ったケースを写真のようにカットして、両面粘着ゲルテープでiPhoneを固定しています。半透明のケースの場合はカメラレンズが当たる所に孔を開けています。



下の2個の動画は、フロントカメラとバックカメラで撮影したものです。仰臥位で頭位を右下~左下に動かしています。iPhone 12 miniで撮影したものですが、バックカメラの方が鮮明です。


下の動画はユニメック社のWifiフレンツェルの映像をiCapNYSで録画したものです。Wifiカメラも選択出来るようにしています。



下が iCapNYS の apple store ダウンロードページです。iPhoneでご覧なら下QRコード部分をクリックしてください。