鼻粘膜焼灼術

 当院では、炭酸ガスレーザー、アルゴンプラズマによる鼻粘膜焼灼術を行っています。

鼻粘膜焼灼術

当院では内視鏡で観察しながら施行しますので、鼻腔奥の部分も明視下に焼灼することが出来ます。上左図はアルゴンプラズマ、上右図は炭酸ガスレーザーによる焼灼術中の映像です。

 煙の臭さと多少の痛みはあるかもしれませんが、手術による反応が数日して落ち着けば、アレルギー症状も軽くなり、内服薬や点鼻薬の必要もなくなっていくと思われます。 しかし、レーザー治療の効果は永久的なものではありません。数ヶ月から1年ほどでアレルギー性鼻炎の症状が再び出てくることが多いようです。 再発したときにも、再びレーザー治療を行うことが可能で、同様の効果が得られます。
レーザー治療直後の経過、注意点をご説明いたします。

1)
術後多少の痛みが生じることありますので、念のため鎮痛剤を1回、レーザー治療直後に服用していただきます。
2)
治療後しばらくして、鼻水が出始め2~3日続きます。くしゃみ、鼻水止めを3日程度服用していただきます。薬の副作用で眠たくなることもありますので、その際は就寝前のみ服用してください。
1~2週間ほど、鼻水、鼻閉の症状が続く場合もありますが、次第に落ち着いていきます。
3)
鼻水に血液が混ざることがありますが、心配ありません。鼻を強くかみ過ぎると出血しやすくなりますので、かみ過ぎないようしてください。
4)
手術前・ 後の食事は 普通にかまいませんが、術後当日の運動・入浴・アルコールは控えてください。